思うこと。 2007/10/01 (Mon)

誰かが死ぬということを、深く考えたことがない。
身近で亡くなった人がいたときも、どこか現実味がない。

それは”死”というものを、まだ受け入れられない、どこか死から逃げて遠ざかっている自分がいるからだ。

今日、いとこが亡くなった。
享年38歳。
早すぎる突然の死だった。

死因はまだはっきりわからない。二階から転落したらしいことだけ。
階段から落ちたのか、ベランダから落ちたのか・・・
きっとそのときに頭を強く打ったのではないか。


彼は地元の市役所に勤める、きわめて真面目で、本当に優しい青年だった。少し前に結婚し、今年小学生になる彼の子どもと、3人で幸せな日々を送っていた。
彼が市役所で所属している野球チームが、千葉県代表として国体に出場することが決定。それを、地元の情報誌がトップニュースとして扱い、彼もインタビューを受けうれしそうに語っている。先月末には、国体の会場である秋田に入り、昨日初戦が終了した。
結果は一回戦敗退。しかし、必死に戦っての結果だった。

そんな中での訃報。
誰もが動揺している。



私は、３年前に当時付き合っていた彼を事故で亡くした。
それ以来、死というものが身近にあったのに、知らず知らずのうちに目をそむけている。

今回また身近な人が亡くなったことで、私は死というものをかわすことが出来なくなった。
受け止めなくてはいけない。
命あるものは、必ずいつか途絶えるときが来ることを。


でも・・・

やっぱりまだ受け入れることは出来ない。
なんで？なんで彼が死ななくてはいけなかったのか。
そんなに簡単に命がなくなってしまうものなのか。
運命なのか。
そんな最低の運命を、私たちは受け入れなければいけないのだろうか。
親を残して、家族を残して・・・
彼はなんてばかなことをしてしまったのだろう。
まだまだ長く続いていくはずだった人生。
こんな終わり方、つらすぎる。